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春リリース! キアレット2024(ロゼ) ピノ・グリージョ、マスカット・ベーリーA
¥3,300
COMING SOON
◯品種:ピノ・グリージョ/全房65%、マスカット・ベーリーA/セニエ果汁20%、トレッビアーノ/全房10%、ピノ・ビアンコ/全房5% 産地:長野県須坂(佐藤果樹園)、新潟県聖籠町(JA北越後) グリ系、白ブドウ品種3種類を炭酸ガス充填した密閉タンクへ入れて自然発酵を待ち(マセラシオン・カルボニック)発酵開始後マスカット・ベーリーAのセニエ果汁を追加、主発酵終了後プレス。フレンチオーク古樽で受け清澄、ステンレスタンクへ澱引き後にボトリング 瓶詰時の亜硫酸あり ◯アルコール分:10% ◯内容量:750ml ◯JANコード:4562433691140 ◯生産本数:200本 新酒でトライしたロゼを需要の増す春から夏に向けて熟成するように仕上げたものです。 2024年のあらたに手掛けるブドウは、ピノグリージョ(ピノグリ)。ほぼ飲んでこなかった品種なので慌てて一夜漬けの勉強に励みました。ニューワールドではイタリア人のような顔をしてますが元をただせばフランス人w 余市、仏、伊(ヴェネト州はブレンドタイプ)、南ア、米国、豪州、NZ。渋みや苦みの表現には造り手の個性が感じられます。但し、地域による、いわゆるテロワールの差異はさほどないように思われたが個性的だったのがNZ。NZのソーヴィニョン・ブランと共通する青畳感があって私の好みでした。意外とベジタブル香と相性がいいのかもと・・・。 仕込みは全房、MC(マセラシオン・カルボニック、いわゆるボジョレーヌーボーの造り方)。炭酸ガスを入れた密閉タンクで自然発酵を待ちました。途中で香りの応援隊としてマスカット・ベーリーAのセニエ果汁を加えた。マスカット・ベーリーAの特徴香(フラネオール=苺様の芳香)はセニエにほぼいくことが同品種の勉強会で確認されたから。ほどなくプレス。発酵終了を待ち亜硫酸を10ppm使用。予想以上にベジタブル香が出たので、発酵助剤のお力をお借りして滓として吸着除去。プレスのタイミングが遅くなったのが原因ですかね。相乗効果として、トゥーマッチになりがちなピノグリージョのボディの強さがおさえられ好印象です。 パッケージにもこだわりました。ピノグリで想起するのはアルザス。なので見た目と味わいのフィットを心掛け、アルザス瓶に充填。背が高くて倒れやすいので取り扱いに注意が必要なのが玉に瑕w 色調は橙系。味わいはご安心ください、もちろんバリバリの辛口です。リリースまでもう少々お待ちください。 待てない方はノヴェッロ2024(ロゼ)をゲットしてください!
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オノマトペ/ロッソSEKA・SEKAせかせか(赤)
¥3,520
○オノマトペ:ジーオセットのオノマトペ・シリーズは毎年取引先のご意向に合わせて造るオーダーメイドワイン。予備や余剰生産分を少量ずつですが販売していきます。オノマトペは擬態語・擬声語のことで世界中の国の言語にあります。ジーオセットは日本のワイナリーらしく日本語のオノマトペを使って、ワインの出自や製造過程をキュートに真面目に表現していきます。 ○ラベル:ジーセット第2圃場で百舌鳥のお父さんが囀る写真 ○ラベルに込めた思い:雌雉が防鳥ネットにからまり2年連続で死にました。開業当初のことです。天候や毎年変わる畑の環境を考えずにタイミングが来ると喫食被害防止のネットを設置していました。ブドウ畑のそばには雉が巣を作っていたこともあって畑には雉がいつも横断している状態です。草刈りを徹底して下草が伸びなければ巣は作れないだろうと励行していきました。防鳥ネットの設置をやめて数年後、今度はブドウの木に百舌鳥が巣を作りました。うちの畑はほんと舐められたものです笑 いつしか自分たちが自然を支配できないことに気づく。自然の一部をお借りして農業をさせていただいているという感覚でようやく腑に落ちる。自然との共生を目指すワイナリーのイメージをラベルにしていただきました。ラベル上部のギザギザのカット線は角田山(標高482m)の稜線です。デザイン&レイアウト:齋藤明子(リトルクラウングラフィック) 「オノマトペ/ロッソSEKA・SEKAせかせか(赤)」 ○2023年 カベルネ・ソーヴィニョン(山形県天童市フルーツ農園大泉産)ステンレスタンク醸造及び熟成 ボトリング:2024年8月2日 瓶詰時の亜硫酸あり ○アルコール:11% ○JANコード:4562433691119 ○内容量:750ml ○生産本数:428本 醸造家の立場から見るとカベルネ・ソーヴィニョンはちょっと特別なブドウです。少量ブレンドするだけでワインのバランスがものすごくよくなります。された品種側の個性はもちろん薄まりますが・・・。新世界のワイン、メルローだけで造ったようにラベル表示されます。んが(鼻濁音のが)、中級クラスのワインにはちょこっとカベルネ・ソーヴィニョン入っていますね。逆も然りでカベルネ・ソーヴィニョンの単一表示ラベルにもメルロー入ってますね。飲めば分かります。余談ですが、今年はカベルネ・ソーヴィニョン、ネッビオーロとがっちりブレンドしちゃいました。あくまでもネッビオーロの表現として、弊社ではカベルネ・ソーヴィニョンを偉大なる補助品種と呼んでいます。カベルネ・ソーヴィニョンさんほんとゴメンナサイ! ネガティブに評価されがちなピーマン様の青い野菜にみられるハービーな印象も熟成を経て激変する特徴もあって長熟ワインには欠かせない、現代的なドライな赤ワインには欠かせない品種のように思います。 今回はそのカベルネ・ソーヴィニョンを単独かつ早いリリースで素顔をお見せするいい機会かなと思っています。樹齢が若い、とか、熟期が来る前に収穫した、とか、雨が多い年だった、とか、二番果が入っているから、とかハービーな印象にはいろいろな要因があります。このブドウを栽培する山形の友人はとにかく果実の熟度を待つスタイルでその一点においての妥協は一切ありません。弊社はセニエを抜かないアンボルドースタイルの醸造、色調は淡くてもあまり気にしないしボディの厚みも過度に求めません。しかしながらワインの味わいはしっかりカベルネ・ソーヴィニョンらしさに溢れています。とかく重いワインを求められがちなこの品種ですが、ロワールのフランにも近い酒質感をお楽しみいただければ幸いです。ようはそのブドウがどうなると幸せなのかを第一義に考えるスタイル、賛否は当然あると思いますがまずは一度お試しいただければ幸いです。
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オノマトペ/ビアンコ・マチェラートOI・OIおいおい&OI・OI・OIおいおいおい(白/オレンジ)
¥3,410
○オノマトペ:ジーオセットのオノマトペ・シリーズは毎年取引先のご意向に合わせて造るオーダーメイドワイン。予備や余剰生産分、またプレゼン用などを少量ですが販売していきます。オノマトペは擬態語・擬声語のことで世界中の国の言語にあります。ジーオセットは日本のワイナリーらしく日本語のオノマトペを使って、ワインの出自や製造過程をキュートに真面目に表現していきます。ワインの仕込みには1回として同じはありません。一期一会。ユニークにしていくため同じ表現オノマトペは使わないつもりです。(注:ユニーク:コンピューターの分野では、他のユーザーや機器とパスワードやIDが衝突しないように付ける、固有の文字列のことを指す場合がある)こちらの提示したオノマトペから何かを感じていただければ幸いです。 ○ラベル:ジーセット第2圃場で百舌鳥のお父さんが囀る写真 ○ラベルに込めた思い:雌雉が防鳥ネットにからまり2年連続で死にました。開業当初のことです。天候や毎年変わる畑の環境を考えずにタイミングが来ると喫食被害防止のネットを設置していました。ブドウ畑のそばには雉が巣を作っていたこともあって畑には雉がいつも横断している状態です。草刈りを徹底して下草が伸びなければ巣は作れないだろうと励行していきました。防鳥ネットの設置をやめて数年後、今度はブドウの木に百舌鳥が巣を作りました。うちの畑はほんと舐められたものです笑 いつしか自分たちが自然を支配できないことに気づく。自然の一部をお借りして農業をさせていただいているという感覚でようやく腑に落ちる。自然との共生を目指すワイナリーのイメージをラベルにしていただきました。ラベル上部のギザギザのカット線は角田山(標高482m)の稜線です。デザイン&レイアウト:齋藤明子(リトルクラウングラフィック) 「ビアンコ・マチェラートOI・OIおいおい(オレンジ)」 ○2022年 シャルドネ(山形県天童市フルーツ農園大泉産) 醸し発酵(樹脂容器発酵、ステンレスタンク熟成)ボトリング:2024年11月14日 ○アルコール:11% ○内容量:750ml ○JANコード:4562433691065 ○生産本数:253本 「ビアンコ・マチェラートOI・OI・OIおいおいおい(オレンジ)」※瓶詰時の亜硫酸あり ○2022年 シャルドネ(山形県天童市フルーツ農園大泉産) 醸し発酵(樹脂容器発酵、ステンレスタンク熟成)ボトリング:2024年11月20日 ○アルコール:11% ○内容量:750ml ○JANコード:4562433691157 ○生産本数:617本 オレンジワインに本格的チャレンジ開始し3年目。3回目の甲州に並行して、白の代表選手シャルドネの醸し発酵にも挑戦しました。 シャルドネのワインの表現の場合は極論すると、樽熟成香とバニラや乳酸発酵香でボリューム感を表現するか、シャブリのような酸がきりりとひきしまったタイプの二択になるのかなあと個人的な感想。白ワインの代表品種で果たして新しい扉は開くのか・・・の実験。 さて、造り方の説明です。密閉できる樹脂容器に酸化防止剤を入れ房ごと(全房)仕込みます。炭酸ガスを注入して密閉し、自然発酵を待ちます。発酵が開始したらマンホールを開けて清潔な長靴を履き軽く踏みつぶしていきます。何日かに分けて繰り返し全体の発酵が進んだらプレス、密閉式のステンレスタンクへ入れ最後まで発酵を促し辛口に仕上げます。 発酵終了後もワインはずーっと不愛想。醸造家の不安を解消するために貯蔵するタンクの材質を変えてみたりと試行錯誤を経て2年、ようやく個性と言える変化がみえてきました。蜂蜜や発酵したお茶のニュアンス(甲州に比べるとおとなしめ)など固有の個性といえるかわかりませんが、甲州のそれとも違う相応の仕上がりになりました。 現状のバランスをそのまま閉じ込めた亜硫酸なし(253本)と更なる熟成を期待した亜硫酸あり(617本)の2パターンをご用意。後者は亜硫酸を添加したため瓶詰ショックで香りも閉じましたが、経過を観察していきますので折に触れてリポートして行こうと思います。どちらかお好みのものをご選択いただければ幸いです。 <マチェラートSABA・SABAさばさばの再掲> 白ブドウの醸し発酵にチャレンジする理由は大きく2つある。1つはより多くのワインを造りたいから。2つめは和洋折衷の日本食卓に合うから。 1つ目の理由を以下に詳しく記します。 同じ面積でできたブドウから赤ワインを造ると白ワインを造るよりも多くできる。ワインにした際の生産本数は10%ほどの差になる。同じように土地に負担をかけてブドウを作るのに目指すワインが違うことで生産量は大きく変わる。しかも白ワインの価格は一般的に赤ワインより安く取り引きされている。赤は瓶熟成が必要なので価格に保管料が上乗せされるという説明もたまに聞くが・・・。インポーターが仕入れている海外ワイナリーのワインで、現行ヴィンテージが赤が白よりもひとつ前のヴィンテージであればそれも納得がいく。しかしながら日本のワイナリーの場合、資金繰りの関係もあってか、赤も白もほぼ一緒。場合によっては赤が早いことも・・・ある。であれば本来は原材料をより多く使う白ワインの方が高額であるはず。ブドウを搾汁(プレス)してから酵母を接種して発酵するのが白ワイン、軸(梗)を外して発酵の後に搾汁するのが赤ワイン。製造に関わってくるとこういったパラドックスに時々出会う。ワインが農産物の延長上にある飲み物だからこそ、できたブドウ(たくさんブドウを作るとは別の意味)からより多くのワインを造るべきだと思う。SDGs的にも。白ワインは現代社会が生んだ贅沢品だと思う。華美な香りを求めるがための贅沢なワイン造り。私が白ワインの製造をワイン生産のベースに置きたくない理由のひとつです。土も空気も雨も太陽もみな地域の資源です。作った成果物からはより多くの幸福(収入を含めた)を得るべきだと考えています。
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2024ノヴェッロ(ロゼ) ピノ・グリージョ、マスカット・ベーリーA
¥2,915
SOLD OUT
◯品種:ピノ・グリージョ/全房65%、マスカット・ベーリーA/セニエ果汁20%、トレッビアーノ/全房10%、ピノ・ビアンコ/全房5% 産地:長野県須坂(佐藤果樹園)、新潟県聖籠町(JA北越後) グリ系、白ブドウ品種3種類を炭酸ガス充填した密閉タンクへ入れて自然発酵を待ち(マセラシオン・カルボニック)発酵開始後マスカット・ベーリーAのセニエ果汁を追加、主発酵終了後プレス。フレンチオーク古樽で受け清澄、ステンレスタンクへ澱引き後にボトリング ◯アルコール分:10% ◯内容量:750ml ◯地域ブランド「MAKIno」認証取得(巻商工会) ◯JANコード:4562433691133 ◯生産本数:200本 今年の課題ブドウは、ピノグリージョ(ピノグリ)。ほぼ飲んでこなかった品種なので慌てて一夜漬けの勉強に励みました。ニューワールドではイタリア人のような顔をしてますが元をただせばフランス人w 余市、仏、伊(ヴェネト州はブレンドタイプ)、南ア、米国、豪州、NZ。渋みや苦みの表現には造り手の個性が感じられます。但し、地域による、いわゆるテロワールの差異はさほどないように思われたが個性的だったのがNZ。NZのソーヴィニョン・ブランと共通する青畳感があって私の好みでした。意外とベジタブル香と相性がいいのかもと・・・。 仕込みは全房、MC(マセラシオン・カルボニック、いわゆるボジョレーヌーボーの造り方)。炭酸ガスを入れた密閉タンクで自然発酵を待ちました。途中で香りの応援隊としてマスカット・ベーリーAのセニエ果汁を加えた。ほどなくプレス。発酵終了を待ち亜硫酸を10ppm使用。予想以上にベジタブル香が出たので、発酵助剤のお力をお借りして滓として吸着除去。プレスのタイミングが遅くなったのが原因ですかね。相乗効果として、トゥーマッチになりがちなピノグリージョのボディの強さがおさえられ好印象です。 ピノグリで想起するのはアルザス。なので新酒(ブルゴーニュ瓶)は200本におさえて、残りの約200本はアルザス瓶でご用意させていただきます。前者は瓶詰め時の亜硫酸の添加なし、後者は10ppm程度の添加を行う予定。色調の違いはかなり顕著になると思われます。前者は桃色、後者は橙色の色調になるはず。 現在、チェラスオーロ=在庫なし、キアレット=あと1ケースとロゼが販売のラインナップに欲しかったので、今年はあともう1ロット、ロゼをご用意します。サンジョベーゼ(単一)、こちらも早々にご披露できるはずです。お楽しみに!
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ヴィーノビアンコ・スペリオーレ/オンブラ(白)ヴィンテージ2022年
¥4,620
ヴィーノビアンコ・スペリオーレ/オンブラ(白)ヴィンテージ2022年 Vino Bianco Superiore, Ombra 2022 ○品種:シャルドネ50%、カベルネフラン(ブラン・ド・ノワール)35%、ネッビオーロ(ブラン・ド・ノワール)9%、サンジョベーゼ(ブラン・ド・ノワール)4%、バルベーラ(ブラン・ド・ノワール)2% ○山形県天童市フルーツ農園大泉産 ○アルコール分:12% ○内容量:750ml ○生産本数:1547本 ○エチケッタ: 菩薩半跏像(ぼさつはんかぞう)。穏やかな優しい微笑みをたたえ、究極の(extreme)癒やしと称されている。作画:瀬戸多恵子、デザイン・レイアウト:齋藤明子/リトルクラウングラフィック 2016年ヴィンテージで初めて試みたカベルネソーヴィニョンのブラン・ド・ノワールとシャルドネによる熟成タイプの白ワイン。2019年、2021年に続く2022年のヴィンテージのリリースです。シャルドネのパートナーにカベルネフランをメインに使用、味わいのバランス的にはこれまでの中で一番ではないかと思います。 シャルドネは圧搾した果汁を清澄し自然酵母で発酵。主発酵が終わる頃に黒ブドウの仕込みが開始。2〜3週間のインターバルが開きます。黒ブドウはホールバンチプレス(全房圧搾)。果汁は果皮の影響でほんのりピンク色、果汁清澄中のタイミングで亜硫酸を添加。酸化防止効果に加えて脱色効果を狙います。あくまでも白ワインとしての見た目にこだわりました。培養酵母を接種し発酵。シャルドネとは早い段階でブレンドし液体のシームレス化を狙う。(※注:ブレンドワインの多くはワインの熟成を経て完成後、瓶詰めの直前に双方のバランスをみてされることが多い)参考にしたのはオーストリアのゲミシュターザッツ。世界的にも珍しい混植混醸白ワインです。栽培する区画を品種ごとに分けず、収穫期の違う品種をランダムに植えて一度に収穫をしてしまいます。栽培家の見立てとしては、収穫期の遅い品種は早い品種に、早い品種は遅い品種に近づこうとブドウ自体ががんばらせると。驚愕はそのワインの味わい。重層的で複雑味に満ち溢れたワインが出来上がる。クリアで果実味に溢れる一般的なワインとは一線を画します。我がワイナリーのトップキュベはそのようなワインでありたいと願います。一体感があり複雑味に満ちた相反する要素を兼ね備えた矛盾に満ちたワインの製造を実現していきます。 樽熟成は成り行き任せの約2年。黒ブドウを使用することで元々骨太なボディが得られ、また樽からタンニンの要素も加わり非常に個性的なワインが出来上がります。ニュアンスにシェリーのような熟成感が加わります。目標とするのはメインの肉料理にも負けないしっかりとしたボディを持つ白ワインの実現。現在はリリースしたばかりで、まだはちみつやアプリコットのニュアンスも出てきていませんが、いま飲む(やる)もよし、ちょい待ちするもよし・・・。ご気分ご希望次第でどうぞ! ワインの名称のオンブラは、イタリア・ヴェネト州の州都ヴェネチアで呼ばれているグラスワインの愛称から拝借。同地の名所、サンマルコ広場の鐘楼の影(オンブラ)を追いかけた屋台に由来します。イタリアの最高峰の白ワインとして君臨するソアーヴェを目標にする意味合いも込めました。ちょっとでもワインを学んだ方にはありえない組み合わせのセパージュ(品種構成)ですが、常識は非常識、先入観なくワイン造りに邁進するジーオセットならでは白ワインを、ぜひお楽しみいただければと思います。
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カンティーナ・ジーオセット/ツヴァイゲルト(赤) ヴィンテージ2023年
¥4,510
○品種:ツヴァイゲルト92%、カベルネ・ソーヴィニョン8% ○角田浜自社農園産 ○アルコール分:12.5% ○内容量:750ml ○JANコード:4562433691102 ○生産本数:471本 ラベル: ルリビタキ(オス) 英名:Tarsiger cyanurus 2013年から「ガッロヴェルデ(緑の雄鶏)」として親しまれてきた ワイナリー自社圃場産ツヴァイゲルト。2021年ヴィンテージから名称を「カンティーナ・ジーオセット/ツヴァイゲルト」へ名称変更。ラベルも一新して可愛らしい青い鳥(ルリビタキ)が目印になりました。イラストは瀬戸多恵子さん。栽培と醸造を担当する瀬戸潔のパートナー(妻)によるものです。デザイン・レイアウトは、新潟市在住、リトルクラウングラフィックスの斎藤明子さんとなります。名称変更の理由は、2021年から新潟原産品種のマスカット・ベーリーAの栽培に着手したこと。品種と産地の関係性を積極的に伝えていく必要があったからです。今後、新潟県のワイナリーとして欧州品種だけでなく日本の固有品種にも挑戦していく意思表示も含みます。フラッグシップワインに使用するツヴァイゲルトの栽培を始めて10年が経過。大きなリニューアルとなりますが、引き続きご支持いただけると幸いです。 ツヴァイゲルトの植苗は 2012年と2013年。圃場面積は0.5ヘクタール。温暖化の影響で冷涼地区原産の早生種の栽培は年々厳しさを増しますが、他の地域に比べると温暖で酸が落ち着き、フルーティでチャーミングなキャラクターが際立ちます。 2023年ヴィンテージは 引き続き補助品種としてカベルネ・ソーヴィニョンを使用しました。ツヴァイゲルトの原産地オーストリアでは温暖化の影響でしょうか、高貴種であるブラウフレンキッシュ(サンローラン種との交配でツヴァイゲルトが誕生)の栽培が容易になってきた模様、ツヴァイゲルトの開発意図や存在意義が薄れつつあります。またボルドー品種の栽培も確実に増えてきています。ツヴァイゲルトとのブレンドが増産傾向にあるように感じます。原産地のトレンドに合わせたトライ第2弾。 2023年は降雨量が極端に少ないヴィンテージでした。元々標高が低く(海抜20m)熟期が早い土地柄、降雨もないためさらに熟期が早まりました。収穫開始は過去最速の8/25。糖度は20度を超えましたが収穫量は739kgと1トンを切り、選果で選抜した実だけを使用した。この年はブドウ以外の農産物にも厳しい年でした。例年だと周辺の畑では8月にネギの苗植えが行われるが、暑さで耐えられずに生長しなかったとも聞いた。山野の自然界の実りも少なかったようで、鳥獣などの喫食被害はどこもひどいものでした。弊社も仕方なく久々に防鳥ネットを登場させたものの。地域で一番最後の収穫になったブドウのカベルネソーヴィニョンはたった40kgしか収穫できなかった。防鳥ネットも飢えに苦しむ動物の前では最終的には用をなさないようですw うちのブドウで生き延びたことでしょう
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【2022】ネッビオーロ(赤)
¥6,710
◯品種:ネッビオーロ100% ◯角田浜自社農園 ◯アルコール分:11.5% ◯内容量:750ml ◯JANコード:4562433691041 ◯生産本数:228本 花名称:蓮(はす)花言葉:清らかな心、神聖 英名:Lotus ネッビオーロの栽培は困難を極めます。花穂がつかないことが最大の難関です。強剪定が原因ではないかと同業に指摘を受けますが定かではありません。春の萌芽とともに新梢が伸び始めます。花穂は基本3節目と4節目に出現しますが、そこまで育ててから空枝(からえだ=花穂着かない枝)を落として(間引きして)いきます。他の品種の作業とはタイミングは明らかに遅く、枝はむしり取るために指先の力や鋏などの道具が必要になります。また枝は日々生長するために一気に片付ける必要もあり、短時間に人手が必要となります。 空枝はほんとに多く手間がかかります。品種に対する愛情がないと心が折れます。日本でこの品種の栽培が進まないのは、この点が大きいと考えています。 では、なぜこの品種を諦めないのか。一番大きな理由は、ワインにした際の圧倒的な個性にあります。この品種にしかない妖艶さ、熟成ワインで表現されるきのこのようなアロマが最初から要素としてあります。そして、豊かな酸とタンニンの相反する要素が共存する稀有な品種は唯一無二。 日本で栽培された方が、同様に口にするのは、香りはでるけど色はでないとの見解。足りない要素を他の品種で補う目論見で、バルベーラで色を、カベルネ・ソーヴィニョンで骨格を補ってきました。樹齢も重ねてきた2022年ではじめて単一での仕込みを行いました。複数品種を使っていない分よりネッビオーロらしさを感じていただけるはずです。
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ヴィーノロッソ/ガッロヴェルデ・リゼルヴァ(赤)
¥7,700
ヴィーノ・ロッソ/ガッロヴェルデ・リゼルヴァ2020(赤) ○品種:ツヴァイゲルト ○角田浜自社農園産 ○アルコール分:12% ○内容量:750ml ○地域ブランド「MAKIno」認証取得(巻商工会) ○生産本数:243本 私たちのワイナリーのフラッグシップワインはオーストリア原産のツヴァイゲルト種から造ります。現在栽培管理している自社圃場は3区画で約1ヘクタールありますが、全体の半分がこの品種になります。日本では北海道と岩手県が主な産地で、新潟はそれらの産地からは南に位置し、酸が穏やかになり果実味が強く感じられるのが特徴です。タンニンが比較的穏やかな品種で、早い段階で赤ワインとしてのバランスが整います。ほのかにミント系の香りのトーンがあり、お勧めはやはりラム肉でしょうか。 2020年は雨の多い年でした。7月は前年の10倍もの降雨量だったとお隣りさんからの情報もありました。当然、日照量が減少した訳で酸が立ったヴィンテージになりました。不足する熟度を補うために段階的に収穫を行いました。収穫自体もかなり我慢して遅らせました。乾燥しすぎて干しブドウ状になったブドウもできてしまい、病果(腐敗果)、未熟果を取り除いたあとも除梗破砕機には掛けられレズ手作業になりました。手間のかかる作業はボランティアさんのお力を借りて実施できましたが、残念ながらすべてを生かしきれませんでした。反省点と教訓は2021年ヴィンテージへ生かしました。干しブドウを加えた発酵槽からアマローネ(ヴェネト州ヴァルポリチェッラ地域の干したブドウを使用した伝統的な醸造方法の辛口赤ワイン、品種はコルヴィーナ、モリナーラ他を使用)的なニュアンスを含んだものが200Lほど出来上がりそれはリゼルヴァとして現在も熟成中。そのワインを引き抜いた発酵槽は皮と種に若干のワインが残ります。そこに初段階に発酵をさせたワイン(ノーマル)を入れ糖分を加えて再発酵したものがスペリオーレでリパッソ(アマローネの絞り滓にワインを入れて再発酵した辛口赤ワイン)みたいな若干のアパッシメント(煮詰めたジャムのような凝縮感)の雰囲気をまとわせることができました。2013年からツヴァイゲルト種を使用して醸造してきましたが、これまでのヴィンテージで一番イタリアワイン的な雰囲気をまとったワインになったのではないでしょうか。わたしたちが目指すドルチェット種(ピエモンテ州原産品種)に近いワインになったと自負しています。バッドヴィンテージを補うための手法として3つの醸造(ノーマル、リパッソ風、アマローネ風)を行い、ブレンドして全体の質を上げる計画でしたが、それぞれの個性が際立っていたので、今回は別々のワインにすることにしました。ワイナリーの醸造ノウハウとして今後に生かしていきたいと思います。2020年に限定したオンリーワンのワインをぜひご賞味いただければと思います。
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オノマトペ/ビアンコ・マチェラートSABA・SABAさばさば(白/オレンジ)
¥3,410
○オノマトペ:ジーオセットのオノマトペ・シリーズは毎年取引先のご意向に合わせて造るオーダーメイドワイン。予備や余剰生産分、またプレゼン用などを少量ですが販売していきます。オノマトペは擬態語・擬声語のことで世界中の国の言語にあります。ジーオセットは日本のワイナリーらしく日本語のオノマトペを使って、ワインの出自や製造過程をキュートに真面目に表現していきます。ワインの仕込みには1回として同じはありません。一期一会。ユニークにしていくため同じ表現オノマトペは使わないつもりです。(注:ユニーク:コンピューターの分野では、他のユーザーや機器とパスワードやIDが衝突しないように付ける、固有の文字列のことを指す場合がある)こちらの提示したオノマトペから何かを感じていただければ幸いです。 ○ラベル:ジーセット第2圃場で百舌鳥のお父さんが囀る写真 ○ラベルに込めた思い:雌雉が防鳥ネットにからまり2年連続で死にました。開業当初のことです。天候や毎年変わる畑の環境を考えずにタイミングが来ると喫食被害防止のネットを設置していました。ブドウ畑のそばには雉が巣を作っていたこともあって畑には雉がいつも横断している状態です。草刈りを徹底して下草が伸びなければ巣は作れないだろうと励行していきました。防鳥ネットの設置をやめて数年後、今度はブドウの木に百舌鳥が巣を作りました。うちの畑はほんと舐められたものです笑 いつしか自分たちが自然を支配できないことに気づく。自然の一部をお借りして農業をさせていただいているという感覚でようやく腑に落ちる。自然との共生を目指すワイナリーのイメージをラベルにしていただきました。ラベル上部のギザギザのカット線は角田山(標高482m)の稜線です。デザイン&レイアウト:齋藤明子(リトルクラウングラフィック) 「ビアンコ・マチェラートSABA・SABAさばさば(オレンジ)」 ○2022年 甲州(山形県庄内地方産) 醸し発酵(樹脂容器発酵、保存)ボトリング:2023年8月 ○アルコール:11.5% ○内容量:750ml ○JANコード:4562433690990 ○生産本数:1033本 甲州にチャレンジして3年目。スタンダードな甲州のデフォルトといわれる糖度につきアルコール補正を実施。醸し期間は前年に比べるとやや長め。いま飲んだ印象は和柑橘が感じられる。OIV(国際ブドウ酒ブドウ機構)に2020年北海道の山幸が登録されました。2010年甲州、2013年マスカット・ベーリーAに続き現在3品種が日本の固有品種となり、日本のワイン用ブドウは今後もっともっと注目されていくことでしょう。ジーオセットは今後の日本の固有種にも注目していきたいと思う。 白ブドウの醸し発酵にチャレンジする理由は大きく2つある。1つはより多くのワインを造りたいから。2つめは和洋折衷の日本食卓に合うから。 1つ目の理由を以下に詳しく記します。 同じ面積でできたブドウから赤ワインを造ると白ワインを造るよりも多くできる。ワインにした際の生産本数は10%ほどの差になる。同じように土地に負担をかけてブドウを作るのに目指すワインが違うことで生産量は大きく変わる。しかも白ワインの価格は一般的に赤ワインより安く取り引きされている。赤は瓶熟成が必要なので価格に保管料が上乗せされるという説明もたまに聞くが・・・。インポーターが仕入れている海外ワイナリーのワインで、現行ヴィンテージが赤が白よりもひとつ前のヴィンテージであればそれも納得がいく。しかしながら日本のワイナリーの場合、資金繰りの関係もあってか、赤も白もほぼ一緒。場合によっては赤が早いことも・・・ある。であれば本来は原材料をより多く使う白ワインの方が高額であるはず。ブドウを搾汁(プレス)してから酵母を接種して発酵するのが白ワイン、軸(梗)を外して発酵の後に搾汁するのが赤ワイン。製造に関わってくるとこういったパラドックスに時々出会う。ワインが農産物の延長上にある飲み物だからこそ、できたブドウ(たくさんブドウを作るとは別の意味)からより多くのワインを造るべきだと思う。SDGs的にも。白ワインは現代社会が生んだ贅沢品だと思う。華美な香りを求めるがための贅沢なワイン造り。私が白ワインの製造をワイン生産のベースに置きたくない理由のひとつです。土も空気も雨も太陽もみな地域の資源です。作った成果物からはより多くの幸福(収入を含めた)を得るべきだと考えています。
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オノマトペ/ロッソKUNE・KUNEくねくね(赤)
¥3,300
○オノマトペ:ジーオセットのオノマトペ・シリーズは毎年取引先のご意向に合わせて造るオーダーメイドワイン。予備や余剰生産分を少量ずつですが販売していきます。オノマトペは擬態語・擬声語のことで世界中の国の言語にあります。ジーオセットは日本のワイナリーらしく日本語のオノマトペを使って、ワインの出自や製造過程をキュートに真面目に表現していきます。 ○ラベル:ジーセット第2圃場で百舌鳥のお父さんが囀る写真 ○ラベルに込めた思い:雌雉が防鳥ネットにからまり2年連続で死にました。開業当初のことです。天候や毎年変わる畑の環境を考えずにタイミングが来ると喫食被害防止のネットを設置していました。ブドウ畑のそばには雉が巣を作っていたこともあって畑には雉がいつも横断している状態です。草刈りを徹底して下草が伸びなければ巣は作れないだろうと励行していきました。防鳥ネットの設置をやめて数年後、今度はブドウの木に百舌鳥が巣を作りました。うちの畑はほんと舐められたものです笑 いつしか自分たちが自然を支配できないことに気づく。自然の一部をお借りして農業をさせていただいているという感覚でようやく腑に落ちる。自然との共生を目指すワイナリーのイメージをラベルにしていただきました。ラベル上部のギザギザのカット線は角田山(標高482m)の稜線です。デザイン&レイアウト:齋藤明子(リトルクラウングラフィック) オノマトペ/ロッソKUNE・KUNEくねくね(赤) ◯2019年 スチューベン(青森産) 2021年 マスカット・ベーリーA(山形県産) 2022年8月瓶詰め ◯アルコール分:12% ◯内容量:750ml ◯JANコード:4562433690884 ◯生産本数:806本 スチューベンは長らくロゼワインとして、「チェラスオーロ」の名称で親しんでいただきました。2020年の年が明けCOVID-2019(コロナ禍)がはじまりワインの販売の動きは一気に鈍化しました。仕込み量の半分を当初の予定通りにロゼとしてリリース。残りはタンクの中でリリースのタイミング待っていました。ロゼワインの販売の特殊性、故です。味見をしてもらうと販売に強い弊社のロゼは、リモート飲みが流行るなど実飲がないまま市場に放り出されると苦戦を強いられました。ここ数年は業界全体でロゼワインを盛り上げるムードだったもののやはりメジャーな白、赤に需要は集中していきました。図らずもCOVID-2019(コロナ禍)によってロゼの立ち位置が浮き彫りになった印象です。 さて、COVID-2019(コロナ禍)も落ち着きはじめ、瓶詰めしようとタンクのワインを味見したらワインは別物にかわっていました。トマトのような旨味はそのままなのですが、元々ある華やかなマスカット香がどこかへ。他のワインを加えてバランスを整えたのが、この「ロッソKUNE・KUNEくねくね」になります。しっかりとした山形県産マスカット・ベーリーAを加えてフラネオール(イチゴ様の華やかな香り)を纏い、赤ワインとして変身をしました。ボディは軽やかで渋みの穏やかな赤ワイン。ワインの渋みが苦手だなという方やまだお酒を飲みだしたばかりの方にも寄り添う赤ワインとしてご贔屓にしていただければと思います。
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オノマトペ/ロッソEI・EIえいえい(赤)
¥3,410
SOLD OUT
○オノマトペ:ジーオセットのオノマトペ・シリーズは毎年取引先のご意向に合わせて造るオーダーメイドワイン。予備や余剰生産分を少量ずつですが販売していきます。オノマトペは擬態語・擬声語のことで世界中の国の言語にあります。ジーオセットは日本のワイナリーらしく日本語のオノマトペを使って、ワインの出自や製造過程をキュートに真面目に表現していきます。 ○ラベル:ジーセット第2圃場で百舌鳥のお父さんが囀る写真 ○ラベルに込めた思い:雌雉が防鳥ネットにからまり2年連続で死にました。開業当初のことです。天候や毎年変わる畑の環境を考えずにタイミングが来ると喫食被害防止のネットを設置していました。ブドウ畑のそばには雉が巣を作っていたこともあって畑には雉がいつも横断している状態です。草刈りを徹底して下草が伸びなければ巣は作れないだろうと励行していきました。防鳥ネットの設置をやめて数年後、今度はブドウの木に百舌鳥が巣を作りました。うちの畑はほんと舐められたものです笑 いつしか自分たちが自然を支配できないことに気づく。自然の一部をお借りして農業をさせていただいているという感覚でようやく腑に落ちる。自然との共生を目指すワイナリーのイメージをラベルにしていただきました。ラベル上部のギザギザのカット線は角田山(標高482m)の稜線です。デザイン&レイアウト:齋藤明子(リトルクラウングラフィック) 「オノマトペ/ロッソEI・EIえいえい(赤)」 ○2021年 メルロー(長野県産)ボトリング:2022年8月 ○アルコール:12% ○JANコード:4562433690938 ○内容量:750ml ○生産本数:1483本 素直な造りにして品質のよいメルローをより分かりやすく。長野県産とは異なる山形県産の優しいタンニン。フルボディ。
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オノマトペ/ロッソUTO・UTOうとうと(赤)
¥3,300
○オノマトペ:ジーオセットのオノマトペ・シリーズは毎年取引先のご意向に合わせて造るオーダーメイドワイン。予備や余剰生産分を少量ずつですが販売していきます。オノマトペは擬態語・擬声語のことで世界中の国の言語にあります。ジーオセットは日本のワイナリーらしく日本語のオノマトペを使って、ワインの出自や製造過程をキュートに真面目に表現していきます。 ○ラベル:ジーセット第2圃場で百舌鳥のお父さんが囀る写真 ○ラベルに込めた思い:雌雉が防鳥ネットにからまり2年連続で死にました。開業当初のことです。天候や毎年変わる畑の環境を考えずにタイミングが来ると喫食被害防止のネットを設置していました。ブドウ畑のそばには雉が巣を作っていたこともあって畑には雉がいつも横断している状態です。草刈りを徹底して下草が伸びなければ巣は作れないだろうと励行していきました。防鳥ネットの設置をやめて数年後、今度はブドウの木に百舌鳥が巣を作りました。うちの畑はほんと舐められたものです笑 いつしか自分たちが自然を支配できないことに気づく。自然の一部をお借りして農業をさせていただいているという感覚でようやく腑に落ちる。自然との共生を目指すワイナリーのイメージをラベルにしていただきました。ラベル上部のギザギザのカット線は角田山(標高482m)の稜線です。デザイン&レイアウト:齋藤明子(リトルクラウングラフィック) 「オノマトペ/ロッソUTO・UTOうとうと(赤)」 ○2020年 メルロー(長野県産) フレンチオーク古樽熟成 ボトリング:2022年8月 ○アルコール:13% ○JANコード:4562433690877 ○生産本数:924本 良質なメルローほどタンニンが詰まった印象があります。長野県産のメルローに感じるニュアンスです。濃密なタンニンはこなすのに長い時間を要します。早飲みさせるためにはそれなりの工夫が必要かと思います。 通常の仕込み、除梗破砕のものを全体の約7割、ボジョレヌーボーの造り方、いわゆるMC(マセラシオンカルボニック)を全体の約3割で仕込み、プレス後にブレンドします。樽熟成はフレンチオークの複数年空き樽(6空き以上)を使用し熟成期間は約1年。熟成に小さな樽を使用して酸化熟成を進め、また一部にタンニンの抽出を抑えた柔らかな仕込みを組み合わせることでリリース直後から飲みやすいワインに仕上げることを狙いました。 良質のメルローからしか造ることのできない弊社のワインには珍しいボディの重さを感じる赤ワイン。ぜひお試しください。
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【2022】 Barbera(赤)
¥4,400
バルベーラ / テッレニイガターネ2022(赤) Barbera/ Terre Niigatane 2022 ◯品種:バルベーラ ◯角田浜自社農園産 452kg(9/20、9/19、9/18) ◯アルコール分:12.5% ◯内容量:750ml ◯JANコード:4562433691034 ◯生産本数:224本 バルベーラは非常に栽培の難しい品種です。他の地域のことはよく分かりませんが、砂地のここ新潟ではそうです。食べると生食ブドウにしていいほどに味わいのバランスがいいです。房の大きさは中から大、大粒であることもそのような印象を与える一因かもしれません。2020年に弘前の笹森(ファットリア・ダ・サスィーノ)さんを訪ねた際にネッビオーロの仕立てのアドバイスをいただきました。枝数(結果枝)を増やすためにグイヨとコルドンのハイブリッドにしていました。ネッビオーロの空枝(からえだ:花穂のつかない枝)の多さを芽数の母数を増やすことで解消していました。「打率が低ければ打数を増やせば安打数は稼げる」との考え方でした。笹森さん、流石です。早速2020年の冬期剪定から実施しました。 一方、バルベーラの樹勢の強さにも手を焼いていましたから、こちらにも転用してみることにしてみました。夏期剪定にめちゃくちゃ苦労する品種、枝が大暴れします。ベルベーラの語源のひとつ、バルバロ(barbaro/野蛮人)説が脳裏をよぎります。整枝のための作業時間は弊社のメイン栽培品種のツヴァイゲルトに比べると約10倍くらいかかる印象。赤ワイン用のブドウ管理(除葉など)までするとなるともうつきっきりにならずるを得なくなります。剪定・仕立ても変えて、手抜きでどこまでブドウが仕上がるか、白ワイン用のブドウと割り切って生育管理をしたのが翌年の2021年。収穫量はなんと831kgと過去最高記録となりました。同じ年のランブルスコが同じ栽培面積で298kgですから、その豊産性は群を抜いています。仕立て方を変えて3年目の2022年は、収穫後に赤用に選別して単一で赤ワインを造りました。はじめての試み。アルコール補正なし。諸事情で貯酒が思うようにできず若干酸化気味での瓶詰めになりましたが、ご興味のある方はぜひお試しいただければと思います。 そうそう書いてて思い出しました。2016年にフォンタナフレッダ社を訪ね、ダニーロ・ドロッコ氏(現・ニーノネグリ社エノロゴ)にお会いした際に「バルベーラやっているのか。新潟は暑いのか?」と聞かれたことを。元々夏の暑さは厳しいが温暖化の影響か年々増すばかり。「暑い土地に向いている品種だよ」と言われたような気がします。さて今後どうしますかねw
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【2021】ネッビエビ(赤)
¥6,600
◯品種:ネッビオーロ74%、バルベーラ25%、カベルネ・ソーヴィニョン1% ◯角田浜自社農園 ◯アルコール分:10.5% ◯内容量:750ml ◯JANコード:4562433690860 ◯生産本数:218本 花名称:蓮(はす)花言葉:清らかな心、神聖 英名:Lotus ネッビオーロの栽培は困難を極めます。花穂がつかないことが最大の難関です。強剪定が原因ではないかと同業に指摘を受けますが定かではありません。春の萌芽とともに新梢が伸び始めます。花穂は基本3節目と4節目に出現しますが、そこまで育ててから空枝(からえだ=花穂着かない枝)を落として(間引きして)いきます。他の品種の作業とはタイミングは明らかに遅く、枝はむしり取るために指先の力や鋏などの道具が必要になります。また枝は日々生長するために一気に片付ける必要もあり、短時間に人手が必要となります。 空枝はほんとに多く手間がかかります。品種に対する愛情がないと心が折れます。日本でこの品種の栽培が進まないのは、この点が大きいと考えています。 では、なぜこの品種を諦めないのか。一番大きな理由は、ワインにした際の個性にあります。この品種にしかない妖艶さ、熟成ワインで表現されるきのこのようなアロマが最初から要素としてあります。そして、豊かな酸とタンニンの相反する要素が共存する稀有な品種は唯一無二の個性を有します。 日本で栽培された方が、同様に口にするのは、香りはでるけど色はでないとの見解。足りない要素を他の品種で補う目論見で、バルベーラで色を、カベルネ・ソーヴィニョンで骨格を補うための品種構成になります。1980年代に流行した、トスカーナの地場品種に仏ボルドー品種をブレンドするのと同じ手法です。いずれ品種の個性が現れた時に、単一仕込みに切り替える計画です。ジェネリックなバローロの造りからクリュへ移行したバローロの歴史に倣うやり方も含めて考えていきます。それらの考え方も含めて私なりのイタリアワインへのオマージュと言えます。 2020年から使用するブドウはワインコースト(新潟市西部海岸線)の単一地域になりました。結果が出たから切り替えたのではなく、結果が出ないので地域を絞り込んだという言い方の方が正確かと思います。新潟では私がこの地域で独自の進化を進めていきます。名称はネッビエビ(ネッビオーロ・エ・バルベーラNebbiolo e Barbera)からの造語。1%だけカベルネソーヴィニョンが入っていますが心にご笑納ください。ブドウの力のみでアルコール補正しませんでした。過去一、ピエモンテらしい風味が出たように思います。初期目的は達成されたのですが、何かしっくりこないのは模倣が最終ゴールではないことの証。樹齢も10年を数え品種の個性も出てくる時期です。新潟の日本の食卓に合う味わいの追求を引き続きしていこうと決意も新たにしました。あくまでも長期熟成タイプのひとつの選択肢としてのセパージュのチャレンジです。 ご興味ある方は、2019年ヴィンテージ「チンクエウーヴァ・ドゥエテッレ」との飲み比べをおすすめいたします。
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ヴィーノビアンコスペリオーレ/オンブラ(白)ヴィンテージ2021年
¥4,510
SOLD OUT
ヴィーノビアンコスペリオーレ/オンブラ(白)ヴィンテージ2021年 Vino Bianco Superiore, Ombra 2021 ○品種:シャルドネ43%、カベルネソーヴィニョン(ブラン・ド・ノワール)40%、カベルネフラン(ブラン・ド・ノワール)17% ○山形県天童市フルーツ農園大泉産 ○アルコール分:12% ○内容量:750ml ○生産本数:1276本 ○エチケッタ: 菩薩半跏像(ぼさつはんかぞう)。穏やかな優しい微笑みをたたえ、究極の(extreme)癒やしと称されている。作画:瀬戸多恵子、デザイン・レイアウト:齋藤明子/リトルクラウングラフィック 2016年ヴィンテージで初めて試みたカベルネソーヴィニョンのブラン・ド・ノワールとシャルドネによる熟成タイプの白ワイン。2019年に続く最新2021年ヴィンテージのリリースとなります。 シャルドネは圧搾した果汁を清澄し自然酵母で発酵。主発酵が終わる頃に黒ブドウの仕込みが開始。2〜3週間のインターバルが開きます。黒ブドウはホールバンチプレス(全房圧搾)。果汁は果皮の影響でほんのりピンク色、果汁清澄中のタイミングで亜硫酸を添加。酸化防止効果に加えて脱色効果を狙います。あくまでも白ワインとしての見た目にこだわりました。培養酵母を接種し発酵。シャルドネとは早い段階でブレンドし液体のシームレス化を狙う。(※注:ブレンドワインの多くはワインの熟成を経て完成後、瓶詰めの直前に双方のバランスをみてされることが多い)参考にしたのはオーストリアのゲミシュターザッツ。世界的にも珍しい混植混醸白ワインです。栽培する区画を品種ごとに分けず、収穫期の違う品種をランダムに植えて一度に収穫をしてしまいます。栽培家の見立てとしては、収穫期の遅い品種は早い品種に、早い品種は遅い品種に近づこうとブドウ自体ががんばらせると。驚愕はそのワインの味わい。重層的で複雑味に満ち溢れたワインが出来上がる。クリアで果実味に溢れる一般的なワインとは一線を画します。我がワイナリーのトップキュベはそのようなワインでありたいと願います。一体感があり複雑味に満ちた相反する要素を兼ね備えた矛盾に満ちたワインの製造を実現していきます。 樽熟成は成り行き任せの約2年。黒ブドウを使用することで元々骨太なボディが得られ、また樽からタンニンの要素も加わり非常に個性的なワインが出来上がります。ニュアンスにシェリーのような熟成感が加わります。目標とするのはメインの肉料理にも負けないしっかりとしたボディを持つ白ワインの実現。現在はリリースしたばかりで、まだはちみつやアプリコットのニュアンスも出てきていませんが、いま飲む(やる)もよし、ちょい待ちするもよし・・・。ご気分ご希望次第でどうぞ! ワインの名称のオンブラは、イタリア・ヴェネト州の州都ヴェネチアで呼ばれているグラスワインの愛称から拝借。同地の名所、サンマルコ広場の鐘楼の影(オンブラ)を追いかけた屋台に由来します。イタリアの最高峰の白ワインとして君臨するソアーヴェを目標にする意味合いも込めました。ちょっとでもワインを学んだ方にはありえない組み合わせのセパージュ(品種構成)ですが、常識は非常識、先入観なくワイン造りに邁進するジーオセットならでは白ワインを、ぜひお楽しみいただければと思います。
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カンティーナ・ジーオセット/ツヴァイゲルト(赤) ヴィンテージ2022年
¥4,400
○品種:ツヴァイゲルト86%、カベルネ・ソーヴィニョン14% ○角田浜自社農園産 ○アルコール分:12.5% ○内容量:750ml ○JANコード:4562433691003 ○生産本数:908本 ラベル: ルリビタキ(オス) 英名:Tarsiger cyanurus 2013年から「ガッロヴェルデ(緑の雄鶏)」として親しまれてきた ワイナリー自社圃場産ツヴァイゲルト。2021年ヴィンテージから名称を「カンティーナ・ジーオセット/ツヴァイゲルト」へ名称変更。ラベルも一新して可愛らしい青い鳥(ルリビタキ)が目印になりました。イラストは瀬戸多恵子さん。栽培と醸造を担当する瀬戸潔のパートナー(妻)によるものです。デザイン・レイアウトは、新潟市在住、リトルクラウングラフィックスの斎藤明子さんとなります。名称変更の理由は、2021年から新潟原産品種のマスカット・ベーリーAの栽培に着手したこと。品種と産地の関係性を積極的に伝えていく必要があったからです。今後、新潟県のワイナリーとして欧州品種だけでなく日本の固有品種にも挑戦していく意思表示も含みます。フラッグシップワインに使用するツヴァイゲルトの栽培を始めて10年が経過。大きなリニューアルとなりますが、引き続きご支持いただけると幸いです。 ツヴァイゲルトの植苗は 2012年と2013年。圃場面積は0.5ヘクタール。温暖化の影響で冷涼地区原産の早生種の栽培は年々厳しさを増しますが、他の地域に比べると温暖で酸が落ち着き、フルーティでチャーミングなキャラクターが際立ちます。 2022年ヴィンテージは 初の試みとして、補助品種としてカベルネ・ソーヴィニョンを使用。ツヴァイゲルトの原産地オーストリアでは温暖化の影響でしょうか、高貴種であるブラウフレンキッシュ(サンローラン種との交配でツヴァイゲルトが誕生)の栽培が容易になってきた模様、ツヴァイゲルトの開発意図や存在意義が薄れつつあります。またボルドー品種の栽培も確実に増えてきています。ツヴァイゲルトとのブレンドが増産傾向にあるように感じます。原産地のトレンドに合わせての今回のトライ。単一品種でいわば強引に複雑味を表現してきたフラッグシップワインですが、ツヴァイゲルトの母国にならってみました。その味わいはいかに・・・。
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オノマトペ/ロッソMORI・MORIもりもり(赤)
¥3,410
SOLD OUT
○オノマトペ:ジーオセットのオノマトペ・シリーズは毎年取引先のご意向に合わせて造るオーダーメイドワイン。予備や余剰生産分を少量ずつですが販売していきます。オノマトペは擬態語・擬声語のことで世界中の国の言語にあります。ジーオセットは日本のワイナリーらしく日本語のオノマトペを使って、ワインの出自や製造過程をキュートに真面目に表現していきます。 ○ラベル:ジーセット第2圃場で百舌鳥のお父さんが囀る写真 ○ラベルに込めた思い:雌雉が防鳥ネットにからまり2年連続で死にました。開業当初のことです。天候や毎年変わる畑の環境を考えずにタイミングが来ると喫食被害防止のネットを設置していました。ブドウ畑のそばには雉が巣を作っていたこともあって畑には雉がいつも横断している状態です。草刈りを徹底して下草が伸びなければ巣は作れないだろうと励行していきました。防鳥ネットの設置をやめて数年後、今度はブドウの木に百舌鳥が巣を作りました。うちの畑はほんと舐められたものです笑 いつしか自分たちが自然を支配できないことに気づく。自然の一部をお借りして農業をさせていただいているという感覚でようやく腑に落ちる。自然との共生を目指すワイナリーのイメージをラベルにしていただきました。ラベル上部のギザギザのカット線は角田山(標高482m)の稜線です。デザイン&レイアウト:齋藤明子(リトルクラウングラフィック) 「オノマトペ/ロッソMORI・MORIもりもり(赤)」 ○2021年 マスカット・ベーリーA(山形県産) フレンチオーク古樽熟成 ボトリング:2023年8月 ○アルコール:12.5% ○生産本数:1712本 マスカット・ベーリーAは2020年から取り組む品種です。栽培は岩の原葡萄園さんのお力をお借りして穂木から栽培に取り組んでいます。日本を代表するこの品種に辿り着くまでずいぶんと時間がかかりました。カーブドッチワイナリーの研修が終わり、2012年はカーブをお借りして仕込みを行った。醸造知見をあげるべく市場流通ブドウを使用してナイヤガラ、セイベル13053なども仕込んだ。マスカット・ベーリーAは芳香華美でボディライトなワインのイメージが強く伊ランブルスコを想像して醸造アプローチ(スティル)した。翌年5月に醸造免許が下りてワイナリーへワインを運び込んだ。自身の納得するレベルになっていなかったので樽熟成へ移行。12ヶ月、24ヶ月と様々なタイミングで瓶詰めした。古樽(6空き以上の樽)でも樽からタンニンが抽出されることを肌で覚えました。ワインの名称は「オルトレモンターノ2012(赤)」。とてもバランスのよいワインで初期の赤ワインでは一番美味しいと仰っていただけました。 さて、自社の醸造所で歳月を重ねる毎に思い至ったことがあります。それは、あの時のあの選択は正解だったのかと。もちろん2012年のマスカット・ベーリーAの醸造のことです。足りないものは足し(タンニン)、余分なものは取り除いて(香り)、美味しいと言われるワインを造って。それは本当にそのブドウ品種が喜んでくれたのだろうかと・・・。 再びマスカット・ベーリーAの醸造と向き合う際に心がけたことはこのブドウ品種と真摯に向き合うことでした。どうなりたいか?ブドウの声に耳に傾けることでした。フラネオールの苺様の芳香がこの品種の持ち味。産地や収穫タイミングによって物質含有量の強弱はありますが、これがないことにはこのブドウである意味がない。現在、委託醸造も含めると新潟県内にワイナリーは12あります。しかしながら、マスカット・ベーリーA発祥の地、上越高田以外でこの品種と真剣に向き合っている地域・産地はありません。新潟県を代表するワイン産地となりつつある新潟市西蒲区角田浜・越前浜地区に一石を投じていきたいと思います。 最後に、新潟でレストランを経営するオーナーシェフの声を紹介して終わります。「新潟県の飲食店が地元新潟県産マスカット・ベーリーAの選択肢が岩の原葡萄園のワインの一択じゃ商売にならないよ!」って。はい、ごもっともです笑
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オノマトペ/ビアンコAI・AIあいあい(白)※シャルドネフルーツ農園大泉
¥3,300
SOLD OUT
○オノマトペ:ジーオセットのオノマトペ・シリーズは毎年取引先のご意向に合わせて造るオーダーメイドワイン。予備や余剰生産分、またプレゼン用などを少量ですが販売していきます。オノマトペは擬態語・擬声語のことで世界中の国の言語にあります。ジーオセットは日本のワイナリーらしく日本語のオノマトペを使って、ワインの出自や製造過程をキュートに真面目に表現していきます。ワインの仕込みには1回として同じはありません。一期一会。ユニークにしていくため同じ表現オノマトペは使わないつもりです。(注:ユニーク:コンピューターの分野では、他のユーザーや機器とパスワードやIDが衝突しないように付ける、固有の文字列のことを指す場合がある)こちらの提示したオノマトペから何かを感じていただければ幸いです。 ○ラベル:ジーセット第2圃場で百舌鳥のお父さんが囀る写真 ○ラベルに込めた思い:雌雉が防鳥ネットにからまり2年連続で死にました。開業当初のことです。天候や毎年変わる畑の環境を考えずにタイミングが来ると喫食被害防止のネットを設置していました。ブドウ畑のそばには雉が巣を作っていたこともあって畑には雉がいつも横断している状態です。草刈りを徹底して下草が伸びなければ巣は作れないだろうと励行していきました。防鳥ネットの設置をやめて数年後、今度はブドウの木に百舌鳥が巣を作りました。うちの畑はほんと舐められたものです笑 いつしか自分たちが自然を支配できないことに気づく。自然の一部をお借りして農業をさせていただいているという感覚でようやく腑に落ちる。自然との共生を目指すワイナリーのイメージをラベルにしていただきました。ラベル上部のギザギザのカット線は角田山(標高482m)の稜線です。デザイン&レイアウト:齋藤明子(リトルクラウングラフィック) 「ビアンコ/AI・AIあいあい(白)」 ○2021年 シャルドネ(山形県天童市フルーツ農園大泉産)ボトリング:2022年2月 ○アルコール:12.5% ○生産本数:262本 天童産の貴重なシャルドネを単独で一樽分仕込みました。オーダーは黒ブドウとの混醸なのでこれはプレゼン用のワイン。単独で仕込むとよりこのブドウの特徴がよくわかります。大泉さんの栽培するシャルドネは他の地域にはないマスカットの芳香があります。あまりうまく引き出せていないのはご愛嬌ですが笑 やまがたワインバル2022でも提供させていただきました。フレッシュな微発泡感が特徴です。
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カンティーナ・ジーオセット/ツヴァイゲルト(赤) ヴィンテージ2021年
¥3,850
SOLD OUT
○品種:ツヴァイゲルト ○角田浜自社農園産 ○アルコール分:12.5% ○内容量:750ml ○JANコード:4562433690846 ○生産本数:1047本 ○地域ブランド「MAKIno」認証取得(巻商工会) ラベル: ルリビタキ(オス) 英名:Tarsiger cyanurus ワイン名称とラベルをリニューアル。 2013年から「ガッロヴェルデ(緑の雄鶏)」として親しまれてきたワイナリー自社圃場産ツヴァイゲルト。2021年ヴィンテージから名称を「カンティーナ・ジーオセット/ツヴァイゲルト」に名称変更。ラベルも一新して可愛らしい青い鳥が目印になります。イラストは瀬戸多恵子さん。栽培醸造責任者の瀬戸潔のパートナー(妻)によるものです。デザインレイアウトは、新潟市在住、リトルクラウングラフィックスの斎藤明子さんとなります。 名称変更の大きな理由は、2021年から新潟原産品種のマスカット・ベーリーAの栽培に着手したことがポイントになります。産地と品種の関係性について今後積極的に伝えていく必要が出てきたからに他なりません。新潟県のワイナリーとして、日本で生まれた品種にも今後積極的にアプローチしていくという意思表示。その他の品種についても信念と願いを込めて栽培に取り組んでいます。ワインを学び造り始めて13年、ワイナリーをオープンして9年。大きな方向変換となりますが新しい姿勢もご支持いただけると嬉しいです。 ツヴァイゲルトの植苗は2012年及び2013年。圃場面積は現在0.5ヘクタール。温暖化の影響で早生品種であるツヴァイゲルトの新潟での栽培の厳しさは増す一方ですが、味わいとキャラクターの良さを信じて今後も引き続きこの品種と向き合っていきます。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
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ヴィーノロッソ/ガッロヴェルデ・スペリオーレ2020(赤)
¥4,400
SOLD OUT
ヴィーノ・ロッソ/ガッロヴェルデ・スペリオーレ2020(赤) ○品種:ツヴァイゲルト ○角田浜自社農園産 ○アルコール分:13% ○内容量:750ml ○地域ブランド「MAKIno」認証取得(巻商工会) ○生産本数:585本 私たちのワイナリーのフラッグシップワインはオーストリア原産のツヴァイゲルト種から造ります。現在栽培管理している自社圃場は3区画で約1ヘクタールありますが、全体の半分がこの品種になります。日本では北海道と岩手県が主な産地で、新潟はそれらの産地からは南に位置し、酸が穏やかになり果実味が強く感じられるのが特徴です。タンニンが比較的穏やかな品種で、早い段階で赤ワインとしてのバランスが整います。ほのかにミント系の香りのトーンがあり、お勧めはやはりラム肉でしょうか。 2020年は雨の多い年でした。7月は前年の10倍もの降雨量だったとお隣りさんからの情報もありました。当然、日照量が減少した訳で酸が立ったヴィンテージになりました。不足する熟度を補うために段階的に収穫を行いました。収穫自体もかなり我慢して遅らせました。乾燥しすぎて干しブドウ状になったブドウもできてしまい、病果(腐敗果)、未熟果を取り除いたあとも除梗破砕機には掛けられレズ手作業になりました。手間のかかる作業はボランティアさんのお力を借りて実施できましたが、残念ながらすべてを生かしきれませんでした。反省点と教訓は2021年ヴィンテージへ生かしました。干しブドウを加えた発酵槽からアマローネ(ヴェネト州ヴァルポリチェッラ地域の干したブドウを使用した伝統的な醸造方法の辛口赤ワイン、品種はコルヴィーナ、モリナーラ他を使用)的なニュアンスを含んだものが200Lほど出来上がりそれはリゼルヴァとして現在も熟成中。そのワインを引き抜いた発酵槽は皮と種に若干のワインが残ります。そこに初段階に発酵をさせたワイン(ノーマル)を入れ糖分を加えて再発酵したものがスペリオーレでリパッソ(アマローネの絞り滓にワインを入れて再発酵した辛口赤ワイン)みたいな若干のアパッシメント(煮詰めたジャムのような凝縮感)の雰囲気をまとわせることができました。2013年からツヴァイゲルト種を使用して醸造してきましたが、これまでのヴィンテージで一番イタリアワイン的な雰囲気をまとったワインになったのではないでしょうか。わたしたちが目指すドルチェット種(ピエモンテ州原産品種)に近いワインになったと自負しています。バッドヴィンテージを補うための手法として3つの醸造(ノーマル、リパッソ風、アマローネ風)を行い、ブレンドして全体の質を上げる計画でしたが、それぞれの個性が際立っていたので、今回は別々のワインにすることにしました。ワイナリーの醸造ノウハウとして今後に生かしていきたいと思います。2020年に限定したオンリーワンのワインをぜひご賞味いただければと思います。
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ヴィーノロッソ/ガッロヴェルデ2020(赤)
¥3,850
SOLD OUT
ヴィーノ・ロッソ/ガッロヴェルデ2020(赤) ○品種:ツヴァイゲルト ○角田浜自社農園産 ○アルコール分:12% ○内容量:750ml ○地域ブランド「MAKIno」認証取得(巻商工会) ○生産本数:285本 私たちのワイナリーのフラッグシップワインはオーストリア原産のツヴァイゲルト種から造ります。現在栽培管理している自社圃場は3区画で約1ヘクタールありますが、全体の半分がこの品種になります。日本では北海道と岩手県が主な産地で、新潟はそれらの産地からは南に位置し、酸が穏やかになり果実味が強く感じられるのが特徴です。タンニンが比較的穏やかな品種で、早い段階で赤ワインとしてのバランスが整います。ほのかにミント系の香りのトーンがあり、お勧めはやはりラム肉でしょうか。 2020年は雨の多い年でした。7月は前年の10倍もの降雨量だったとお隣りさんからの情報もありました。当然、日照量が減少した訳で酸が立ったヴィンテージになりました。不足する熟度を補うために段階的に収穫を行いました。収穫自体もかなり我慢して遅らせました。乾燥しすぎて干しブドウ状になったブドウもできてしまい、病果(腐敗果)、未熟果を取り除いたあとも除梗破砕機には掛けられレズ手作業になりました。手間のかかる作業はボランティアさんのお力を借りて実施できましたが、残念ながらすべてを生かしきれませんでした。反省点と教訓は2021年ヴィンテージへ生かしました。干しブドウを加えた発酵槽からアマローネ(ヴェネト州ヴァルポリチェッラ地域の干したブドウを使用した伝統的な醸造方法の辛口赤ワイン、品種はコルヴィーナ、モリナーラ他を使用)的なニュアンスを含んだものが200Lほど出来上がりそれはリゼルヴァとして現在も熟成中。そのワインを引き抜いた発酵槽は皮と種に若干のワインが残ります。そこに初段階に発酵をさせたワイン(ノーマル)を入れ糖分を加えて再発酵したものがスペリオーレでリパッソ(アマローネの絞り滓にワインを入れて再発酵した辛口赤ワイン)みたいな若干のアパッシメント(煮詰めたジャムのような凝縮感)の雰囲気をまとわせることができました。2013年からツヴァイゲルト種を使用して醸造してきましたが、これまでのヴィンテージで一番イタリアワイン的な雰囲気をまとったワインになったのではないでしょうか。わたしたちが目指すドルチェット種(ピエモンテ州原産品種)に近いワインになったと自負しています。バッドヴィンテージを補うための手法として3つの醸造(ノーマル、リパッソ風、アマローネ風)を行い、ブレンドして全体の質を上げる計画でしたが、それぞれの個性が際立っていたので、今回は別々のワインにすることにしました。ワイナリーの醸造ノウハウとして今後に生かしていきたいと思います。2020年に限定したオンリーワンのワインをぜひご賞味いただければと思います。
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ヴィーノビアンコスペリオーレ/オンブラ2019(白)
¥4,400
SOLD OUT
ビアンコ・スペリオーレ/オンブラ2019(白) ○品種:カベルネソーヴィニョン(ブラン・ド・ノワール)52%、バルベーラと若干のネッビオーロ(ブラン・ド・ノワール)4%、シャルドネ44% ○新潟市南区新潟ワインコースト契約農園、及び角田浜自社農園産(イタリア品種のみ) ○アルコール分:13% ○内容量:750ml 2016年ヴィンテージで初めて試したカベルネソーヴィニョンのブラン・ド・ノワールによる熟成タイプの白ワイン。あれから3年ふたたびチャレンジしたワインはさらにスケールアップした印象です。フルボディでよりクリアーな印象です。シャルドネを自然酵母での発酵に変えてきたせいもあるかもしれません。すでにはちみつやアプリコットのニュアンスも出てきました。ちょっとシェリーっぽいニュアンスもあります。補酒(ウィアージュ)せずに樽熟成で成り行きに任せたからですね。今飲んでよし、熟成させても期待が広がる仕上がりです。 ワインの名称のオンブラは、イタリア・ヴェネト州の州都ヴェネチアで呼ばれているグラスワインの愛称から拝借。同地の名所、サンマルコ広場の鐘楼の影(オンブラ)を追いかけた屋台に由来します。イタリアの最高峰の白ワインとして君臨するソアーヴェを目標にする意味合いも込めました。ちょっとでもワインを学んだ方にはありえない組み合わせのセパージュ(品種構成)ですが、常識は非常識、先入観なくワイン造りに邁進するジーオセットならでは白ワインを、ぜひお楽しみいただければと思います。2021年夏に正式リリースとなりました。新潟県内産ブドウでの新たな味わいの表現をお楽しみください。
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ヴィーノチェラスオーロ(ロゼ)
¥2,750
SOLD OUT
ヴィーノ・チェラスオーロ2019 ○品種:スチューベン ○青森県鶴田町産 ○アルコール分:12.5% ○内容量:750ml ワイナリーの一番人気、ドライな個性派ロゼワイン。トマトのような野菜の旨味をもつスチューベン種に着目、ワイナリー開業直後の2014 年からリリースしてきました。ちょっと冷やして飲む赤ワインのイメージ、濃い色調にマスカット香、トマトのような野菜的な旨味が特徴です。スチューベン種は完熟すると巨峰種のような⿊っぽい色調になりますが、⾬が多い年や日照量が不足する栽培地ではデラウエア種のような淡い茶の色調となります。私たちは黒々とした完熟ブドウで、独自のロゼスタイルに挑み続けています。「日本ワイン99 本」(プレジデント社2017 年3 月刊行)にも選出されました。昼間にお酒を飲む習慣のない日本では少々苦戦を強いられていたロゼですが、ここ数年ワインはブレイクの兆し。ワイン売場での選択肢も増えてファンには嬉しい限りです。ワイナリー直売所の試飲では実飲後の購入率が高くリピーターも多いアイテムとして定着してきました。 野菜的な旨味があるので、ぜひ野菜料理に。バーニャカウダやカプレーゼとの組み合わせをお勧めしています。最近のトレンドでもある、肉系前菜、シャルキュトリー、生ハムやサラミなどとも好相性で、中華系にもばっちりです。繰り返しになりますが、冷やして飲む赤ワインのイメージでがんがん食卓に登場させていただきたいです。寒い時期は少々高めの温度帯で赤ワインに近い楽しみ方もできます。懐の深いフードフレンドリーなワインになります。
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MV【2020&2021】Lambrusco Grassparossa(赤)スティル
¥3,850
ランブルスコ・グラスパロッサ / テッレニイガターネMV(赤)スティル ◯品種:ランブルスコ・グラスパロッサ ◯角田浜自社農園産 ◯アルコール分:9% ◯内容量:750ml ◯JANコード:4562433690747 ◯生産本数:398本 MVラベル 花名称:蓮 花言葉:神秘 英名:Lotus ランブルスコは単一で仕込むイタリア品種として期待しています。一般的に濃い色調の赤ワインは渋みも強いものです。ランブルスコには豊かな酸味のお蔭で軽やかな仕上がりになります。原産地のエミリア・ロマーニャ州では生ハムとパンなどといっしょにランチからがぶがぶと飲まれているそうです。おなじみは発泡ワインですが、私たちはスティルで仕上げていきます。果実の凝縮感が不足しているせいか、炭酸ガスが加わると抑揚が消えて面白味のないワインになってしまうと感じるから。欧州系のブドウはワイン専用種のヴィニフェラがほとんどですが、このブドウは珍しいヤマブドウ系とのこと。イタリアワインジャーナリストの宮嶋勲さんにお聞ききして合点がいきました。グラスパロッサはいくつかあるかある亜種のひとつ。小粒で皮が厚く酸味が強く自然界で生き残れる要素を備えています。難点は収穫量が少ないことでしたが、ようやく栽培のコツをとらえることに成功して、2021年は収穫量が298kgまで上昇してきました。収穫量の少なかった2020年ヴィンテージと醸造段階で合体して、ヴィンテージ表記なしのリリースとなります。さて、今後の展開はどうなりますか。ご期待ください。
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