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オノマトペ/ビアンコ・マチェラートOI・OIおいおい&OI・OI・OIおいおいおい(白/オレンジ)

¥3,410 税込

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○オノマトペ:ジーオセットのオノマトペ・シリーズは毎年取引先のご意向に合わせて造るオーダーメイドワイン。予備や余剰生産分、またプレゼン用などを少量ですが販売していきます。オノマトペは擬態語・擬声語のことで世界中の国の言語にあります。ジーオセットは日本のワイナリーらしく日本語のオノマトペを使って、ワインの出自や製造過程をキュートに真面目に表現していきます。ワインの仕込みには1回として同じはありません。一期一会。ユニークにしていくため同じ表現オノマトペは使わないつもりです。(注:ユニーク:コンピューターの分野では、他のユーザーや機器とパスワードやIDが衝突しないように付ける、固有の文字列のことを指す場合がある)こちらの提示したオノマトペから何かを感じていただければ幸いです。

○ラベル:ジーセット第2圃場で百舌鳥のお父さんが囀る写真
○ラベルに込めた思い:雌雉が防鳥ネットにからまり2年連続で死にました。開業当初のことです。天候や毎年変わる畑の環境を考えずにタイミングが来ると喫食被害防止のネットを設置していました。ブドウ畑のそばには雉が巣を作っていたこともあって畑には雉がいつも横断している状態です。草刈りを徹底して下草が伸びなければ巣は作れないだろうと励行していきました。防鳥ネットの設置をやめて数年後、今度はブドウの木に百舌鳥が巣を作りました。うちの畑はほんと舐められたものです笑 いつしか自分たちが自然を支配できないことに気づく。自然の一部をお借りして農業をさせていただいているという感覚でようやく腑に落ちる。自然との共生を目指すワイナリーのイメージをラベルにしていただきました。ラベル上部のギザギザのカット線は角田山(標高482m)の稜線です。デザイン&レイアウト:齋藤明子(リトルクラウングラフィック)

「ビアンコ・マチェラートOI・OIおいおい(オレンジ)」
○2022年 シャルドネ(山形県天童市フルーツ農園大泉産) 醸し発酵(樹脂容器発酵、ステンレスタンク熟成)ボトリング:2024年11月14日
○アルコール:11%
○内容量:750ml
○JANコード:4562433691065
○生産本数:253本

「ビアンコ・マチェラートOI・OI・OIおいおいおい(オレンジ)」※瓶詰時の亜硫酸あり
○2022年 シャルドネ(山形県天童市フルーツ農園大泉産) 醸し発酵(樹脂容器発酵、ステンレスタンク熟成)ボトリング:2024年11月20日
○アルコール:11%
○内容量:750ml
○JANコード:4562433691157
○生産本数:617本

オレンジワインに本格的チャレンジ開始し3年目。3回目の甲州に並行して、白の代表選手シャルドネの醸し発酵にも挑戦しました。
シャルドネのワインの表現の場合は極論すると、樽熟成香とバニラや乳酸発酵香でボリューム感を表現するか、シャブリのような酸がきりりとひきしまったタイプの二択になるのかなあと個人的な感想。白ワインの代表品種で果たして新しい扉は開くのか・・・の実験。
さて、造り方の説明です。密閉できる樹脂容器に酸化防止剤を入れ房ごと(全房)仕込みます。炭酸ガスを注入して密閉し、自然発酵を待ちます。発酵が開始したらマンホールを開けて清潔な長靴を履き軽く踏みつぶしていきます。何日かに分けて繰り返し全体の発酵が進んだらプレス、密閉式のステンレスタンクへ入れ最後まで発酵を促し辛口に仕上げます。
発酵終了後もワインはずーっと不愛想。醸造家の不安を解消するために貯蔵するタンクの材質を変えてみたりと試行錯誤を経て2年、ようやく個性と言える変化がみえてきました。蜂蜜や発酵したお茶のニュアンス(甲州に比べるとおとなしめ)など固有の個性といえるかわかりませんが、甲州のそれとも違う相応の仕上がりになりました。
現状のバランスをそのまま閉じ込めた亜硫酸なし(253本)と更なる熟成を期待した亜硫酸あり(617本)の2パターンをご用意。後者は亜硫酸を添加したため瓶詰ショックで香りも閉じましたが、経過を観察していきますので折に触れてリポートして行こうと思います。どちらかお好みのものをご選択いただければ幸いです。

<マチェラートSABA・SABAさばさばの再掲>
白ブドウの醸し発酵にチャレンジする理由は大きく2つある。1つはより多くのワインを造りたいから。2つめは和洋折衷の日本食卓に合うから。
1つ目の理由を以下に詳しく記します。
同じ面積でできたブドウから赤ワインを造ると白ワインを造るよりも多くできる。ワインにした際の生産本数は10%ほどの差になる。同じように土地に負担をかけてブドウを作るのに目指すワインが違うことで生産量は大きく変わる。しかも白ワインの価格は一般的に赤ワインより安く取り引きされている。赤は瓶熟成が必要なので価格に保管料が上乗せされるという説明もたまに聞くが・・・。インポーターが仕入れている海外ワイナリーのワインで、現行ヴィンテージが赤が白よりもひとつ前のヴィンテージであればそれも納得がいく。しかしながら日本のワイナリーの場合、資金繰りの関係もあってか、赤も白もほぼ一緒。場合によっては赤が早いことも・・・ある。であれば本来は原材料をより多く使う白ワインの方が高額であるはず。ブドウを搾汁(プレス)してから酵母を接種して発酵するのが白ワイン、軸(梗)を外して発酵の後に搾汁するのが赤ワイン。製造に関わってくるとこういったパラドックスに時々出会う。ワインが農産物の延長上にある飲み物だからこそ、できたブドウ(たくさんブドウを作るとは別の意味)からより多くのワインを造るべきだと思う。SDGs的にも。白ワインは現代社会が生んだ贅沢品だと思う。華美な香りを求めるがための贅沢なワイン造り。私が白ワインの製造をワイン生産のベースに置きたくない理由のひとつです。土も空気も雨も太陽もみな地域の資源です。作った成果物からはより多くの幸福(収入を含めた)を得るべきだと考えています。

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