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【2022】 Barbera(赤)

¥4,400 税込

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バルベーラ / テッレニイガターネ2022(赤)

◯品種:バルベーラ
◯角田浜自社農園産 452kg(9/20、9/19、9/18)
◯アルコール分:12.5%
◯内容量:750ml
◯JANコード:4562433691034
◯生産本数:224本


バルベーラは非常に栽培の難しい品種です。他の地域のことはよく分かりませんが、砂地のここ新潟ではそうです。食べると生食ブドウにしていいほどに味わいのバランスがいいです。房の大きさは中から大、大粒であることもそのような印象を与える一因かもしれません。2020年に弘前の笹森(ファットリア・ダ・サスィーノ)さんを訪ねた際にネッビオーロの仕立てのアドバイスをいただきました。枝数(結果枝)を増やすためにグイヨとコルドンのハイブリッドにしていました。ネッビオーロの空枝(からえだ:花穂のつかない枝)の多さを芽数の母数を増やすことで解消していました。「打率が低ければ打数を増やせば安打数は稼げる」との考え方でした。笹森さん、流石です。早速2020年の冬期剪定から実施しました。
一方、バルベーラの樹勢の強さにも手を焼いていましたから、こちらにも転用してみることにしてみました。夏期剪定にめちゃくちゃ苦労する品種、枝が大暴れします。ベルベーラの語源のひとつ、バルバロ(barbaro/野蛮人)説が脳裏をよぎります。整枝のための作業時間は弊社のメイン栽培品種のツヴァイゲルトに比べると約10倍くらいかかる印象。赤ワイン用のブドウ管理(除葉など)までするとなるともうつきっきりにならずるを得なくなります。剪定・仕立ても変えて、手抜きでどこまでブドウが仕上がるか、白ワイン用のブドウと割り切って生育管理をしたのが翌年の2021年。収穫量はなんと831kgと過去最高記録となりました。同じ年のランブルスコが同じ栽培面積で298kgですから、その豊産性は群を抜いています。仕立て方を変えて3年目の2022年は、収穫後に赤用に選別して単一で赤ワインを造りました。はじめての試み。アルコール補正なし。諸事情で貯酒が思うようにできず若干酸化気味での瓶詰めになりましたが、ご興味のある方はぜひお試しいただければと思います。
そうそう書いてて思い出しました。2016年にフォンタナフレッダ社を訪ね、ダニーロ・ドロッコ氏(現・ニーノネグリ社エノロゴ)にお会いした際に「バルベーラやっているのか。新潟は暑いのか?」と聞かれたことを。元々夏の暑さは厳しいが温暖化の影響か年々増すばかり。「暑い土地に向いている品種だよ」と言われたような気がします。さて今後どうしますかねw

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