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オノマトペ/ロッソMORI・MORIもりもり(赤)

¥3,410 税込

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○オノマトペ:ジーオセットのオノマトペ・シリーズは毎年取引先のご意向に合わせて造るオーダーメイドワイン。予備や余剰生産分を少量ずつですが販売していきます。オノマトペは擬態語・擬声語のことで世界中の国の言語にあります。ジーオセットは日本のワイナリーらしく日本語のオノマトペを使って、ワインの出自や製造過程をキュートに真面目に表現していきます。

○ラベル:ジーセット第2圃場で百舌鳥のお父さんが囀る写真
○ラベルに込めた思い:雌雉が防鳥ネットにからまり2年連続で死にました。開業当初のことです。天候や毎年変わる畑の環境を考えずにタイミングが来ると喫食被害防止のネットを設置していました。ブドウ畑のそばには雉が巣を作っていたこともあって畑には雉がいつも横断している状態です。草刈りを徹底して下草が伸びなければ巣は作れないだろうと励行していきました。防鳥ネットの設置をやめて数年後、今度はブドウの木に百舌鳥が巣を作りました。うちの畑はほんと舐められたものです笑 いつしか自分たちが自然を支配できないことに気づく。自然の一部をお借りして農業をさせていただいているという感覚でようやく腑に落ちる。自然との共生を目指すワイナリーのイメージをラベルにしていただきました。ラベル上部のギザギザのカット線は角田山(標高482m)の稜線です。デザイン&レイアウト:齋藤明子(リトルクラウングラフィック)

「オノマトペ/ロッソMORI・MORIもりもり(赤)」
○2021年 マスカット・ベーリーA(山形県産) フレンチオーク古樽熟成 ボトリング:2023年8月
○アルコール:12.5%
○生産本数:1712本

マスカット・ベーリーAは2020年から取り組む品種です。栽培は岩の原葡萄園さんのお力をお借りして穂木から栽培に取り組んでいます。日本を代表するこの品種に辿り着くまでずいぶんと時間がかかりました。カーブドッチワイナリーの研修が終わり、2012年はカーブをお借りして仕込みを行った。醸造知見をあげるべく市場流通ブドウを使用してナイヤガラ、セイベル13053なども仕込んだ。マスカット・ベーリーAは芳香華美でボディライトなワインのイメージが強く伊ランブルスコを想像して醸造アプローチ(スティル)した。翌年5月に醸造免許が下りてワイナリーへワインを運び込んだ。自身の納得するレベルになっていなかったので樽熟成へ移行。12ヶ月、24ヶ月と様々なタイミングで瓶詰めした。古樽(6空き以上の樽)でも樽からタンニンが抽出されることを肌で覚えました。ワインの名称は「オルトレモンターノ2012(赤)」。とてもバランスのよいワインで初期の赤ワインでは一番美味しいと仰っていただけました。
さて、自社の醸造所で歳月を重ねる毎に思い至ったことがあります。それは、あの時のあの選択は正解だったのかと。もちろん2012年のマスカット・ベーリーAの醸造のことです。足りないものは足し(タンニン)、余分なものは取り除いて(香り)、美味しいと言われるワインを造って。それは本当にそのブドウ品種が喜んでくれたのだろうかと・・・。
再びマスカット・ベーリーAの醸造と向き合う際に心がけたことはこのブドウ品種と真摯に向き合うことでした。どうなりたいか?ブドウの声に耳に傾けることでした。フラネオールの苺様の芳香がこの品種の持ち味。産地や収穫タイミングによって物質含有量の強弱はありますが、これがないことにはこのブドウである意味がない。現在、委託醸造も含めると新潟県内にワイナリーは12あります。しかしながら、マスカット・ベーリーA発祥の地、上越高田以外でこの品種と真剣に向き合っている地域・産地はありません。新潟県を代表するワイン産地となりつつある新潟市西蒲区角田浜・越前浜地区に一石を投じていきたいと思います。
最後に、新潟でレストランを経営するオーナーシェフの声を紹介して終わります。「新潟県の飲食店が地元新潟県産マスカット・ベーリーAの選択肢が岩の原葡萄園のワインの一択じゃ商売にならないよ!」って。はい、ごもっともです笑

このショップでは酒類を取り扱っています。20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。

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