【2021】 Barbera,Blanc de Noir （白）

SOLD OUT

ビアンコ ジーオセット2021(白)

◯品種：バルベーラ
◯角田浜自社農園産
◯アルコール分：11.5％
◯内容量：750ml
◯生産本数：564本

バルベーラは非常に栽培の難しい品種です。他の地域のことはよく分かりませんが、砂地のここ新潟ではそうです。食べると生食ブドウにしていいほどに味わいのバランスがいいです。房の大きさはそれほどでもありませんが、粒は大粒であることもそのような印象を与える一因かもしれません。2020年に弘前の笹森（ファットリア・ダ・サスィーノ）さんを訪ねた際にネッビオーロの仕立てのアドバイスをいただきました。枝数を増やすためにグイヨとコルドンのハイブリッドにしていると。ネッビオーロの空枝（からえだ：花穂のつかない枝）の多さを母数を増やすことで解消。「打率が低ければ打数を増やせば安打数は稼げる」との考え方でした。早速2020年の冬季剪定から実施したのですが、バルベーラの樹勢の強さに手を焼いていましたから、バルベーラにも転用してみました。夏季剪定がめちゃくちゃ大変な品種で枝が暴れて整枝作業がツヴァイゲルトに比して10倍くらいかかるイメージ。赤ワイン用のブドウ管理はさらに手間だなと感じていました。剪定・仕立ても変えて、白ワイン用のブドウとして生育管理をしたのがこの2021年のバルベーラです。収穫量は831kgと過去最高を記録。同じ年のランブルスコが同じ栽培面積で298kgですから、その豊産性は群を抜いています。
元々酸に特徴のある品種です。新酒の白ワインとしてリリースも試みましたが、飲みなじみのない豊かな酸が地元の飲食店さんには受け入れられずお蔵入り。（コロナの時期ってこともあって飲食店さんを応援するための新酒需要も弱かった。）そのまま樽でほったらかし熟成がはじまりました。2月に救いの神が現れて商品化が決定。製品化にいたりました。自社での販売はごくごく少量でしたが、いまではいい思い出のワイン。
このワインはさらにその先にストーリーがあって・・・。その行く末にご興味のある方は、パピーユ（FUJIMARUワインショップ）様へお問い合わせください。立派な蒸留酒になって皆様に喜ばれているはずです。グラッパ好きの方にも喜んでいただけるチャーミングなお酒になったと思います。媛囃子蒸溜所でお買い求めできます。https://www.wineshopfujimaru.com/SHOP/20230725001.html

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